卵巣がんからの生還

2019.がん発覚から生還までの記録

⑥次回診察までの日々は楽しく過ごす!

2019年1月 めでたく還暦を迎えた自分に、まさかの卵巣がんステージIII発覚!
生還までの記録が誰かの為になればとブログ始めます。



セカンドオピニオン
重大な病いにかかったからには是非セカンドオピニオンを受けたいと思いましたが、検査結果が無ければ行くこともできません。

いつもは楽しいゴールデンウィークを恨めしく思いつつ、こうなったら行きたい所に行って食べたい物を食べるぞ!と開き直りました。

まず、結婚式を挙げた教会を訪れ神様にガンが治るようにお祈り。キリスト教徒ではありませんが、結婚式を挙げる為に毎週講習を受けに行ったことが懐かしく思い出され涙を禁じ得ません。
披露宴を行なった椿山荘の庭園内にあるお蕎麦屋さんに1時間並んで蕎麦懐石を食べ日本酒を飲み、結婚35周年の試練を旦那と語らい…。


新宿御苑で枝垂れ桜や八重桜を見て居酒屋で新鮮な魚料理と日本酒を堪能しながら、A大学病院の女医さんは私を治す自信がないのではないかと管を巻き…。


お台場では海賊をモチーフにした店で大きなブーツ型のグラスに入ったビールを飲みまくり、夜景にウルウルしながら「こんなに元気なのになんでガン?」とつぶやき…。


ディズニーランドには結婚した娘と地方に就職した息子もかけつけて久々の家族4人で大騒ぎ。子供が小さい時にほぼ毎年訪れていたディズニーランドでしたが、2人に聞くとほとんど覚えていないと! 娘にはティンカーベル、息子にはピーターパンをイメージした手作りの服を着せて遊びに来たのに…。


楽しい時間を過ごせたことは、まだかまだかと診察日を待つよりずっといい精神状態を保つことに繋がりました。


そして、いよいよ5月13日。
検査結果を踏まえて治療方針が告げられます。

原発箇所の特定はまだできず。
腹膜播種と左足リンパ節に転移あり。
ステージは3ですね、と前回とは違う明るい女医さんが医学書を見ながら話します。
「できるだけ早く抗がん剤治療を始めて、ガンを小さくしてから手術という流れになります。」
抗がん剤の副作用を見ながら治療するので、初回は入院して下さい。」
「5月21日入院でどうですか?」

入院の方向で話が進みながら、心の中では拒んでいました。
ここで治療したくない!
セカンドオピニオンを受けたい!

セカンドオピニオンを受けたいのですが。」
思い切って告げると女医さんは
「もちろんいいですよ。是非受けて治療に納得してください。今待ってくれれば1時間くらいで資料を用意します。」と言ってくれました。


次回に続く。