卵巣がんからの生還

2019.がん発覚から生還までの記録

⑪抗がん剤の副作用

2019年1月 めでたく還暦を迎えた自分に、まさかの卵巣がんステージIII発覚!
生還までの記録が誰かの為になればとブログ始めます。




副作用については、ネットでいろいろ検索した時に見つけた表を使ってメモすることにしました。
項目は、
通院治療の有無
体重
食欲
口の中の痛みや乾燥
吐き気
嘔吐
便秘
下痢
疲労
髪の様子
爪の状態

以上の11項目を縦軸、日付を横軸にして1ページに1週間。見開きの右側に書いて、左ページには次回通院した時に先生に聞くことや薬をどれくらい飲んだかなどを書きました。

私が遭遇した副作用は、

味覚障害・・・治療から3日目に水やコーラの味が変なことに気づいたのが始まりで、以降抗がん剤治療が終わって2週間くらいで元にもどりました。出汁や醤油味が特にダメで、甘い物は大丈夫。治療を重ねるに従ってどんどんいろいろな食べ物がまずくなり、食べることが苦痛になったけれど体力を落としてはいけないと思い頑張って食べました。

・便秘・・・治療後2日か3日出なくて焦りました。マグミットやセンノシドを飲んで対処。

・喉のつかえ感としゃっくり・・・吐き気はなかったけれど喉のつかえ感でもメトクロプラミド(吐き気止め)を飲むように指示されました。

・脱毛・・・実際に抜け始めたのは3回目のパクリタキセル治療後ですが、2回目のパクリタキセル治療後から頭頂部がチクチクしました。
治療前にショートヘアにしていたけれど、抜け始めたら毎日お風呂場の排水溝に山盛り! 落ち武者のようになった頭を見た時はさすがに泣けました。決心して自分で五分刈りに。スッキリしたし、抜け毛も目立たなくなってよかったです。

・爪が黒くなる・・・2クールに入ると手の親指の爪に黒い線が入ってきて、治療を重ねるに従って他の指の爪も。爪を押すと痛いような違和感がありました。

・顔のシミが濃くなる

・字を書く時手が震える

・両手足先のしびれ・・・パクリタキセル点滴の時、保冷剤で手足を冷やすとしびれ対策になるそうです。はじめに教えてもらえればよかったのに、私が知ったのは3回クール目の最終日で手遅れでした(残念)

「副作用は薬が効いてる証拠。」
と思って耐えていましたが、ある日先生にそのことを言ったら
「副作用と薬の効き目は別。」
と言われてちょっとがっかり。
でも、2クール目にはかった腫瘍マーカーの値は250。1500からだいぶ下がりホッとしました。上限35が標準値なのでまだまだ高いですが、とりあえず抗がん剤は確かに効いているということだから。


抗がん剤治療中、やっていいこととやってはいけないことを先生に聞きました。

・やっていいこと
アルコールを飲む
カーブス(30分の筋トレ)
ビオフェルミンやセルベール、漢方胃腸薬、
ヤクルトやr-1飲料を飲む
歯の治療

・やってはいけないこと
サプリメントを飲む
治療日の車の運転(翌日からはOK)


手術前の抗がん剤治療はガンが縮小した為3クールで終わり、8月23日に手術となりました。


次回へ続く。