卵巣がんからの生還

2019.がん発覚から生還までの記録

③思い込みは誤ちの第1歩⑵

2019年1月 めでたく還暦を迎えた自分に、まさかの卵巣がんステージIII発覚!
生還までの記録が誰かの為になればとブログ始めます。



第九合唱本番も右側鼠蹊部の痛みはあったけれど、なんとか歌いきることができました。

そして歌の練習が終わると痛みもなくなっていたのですが、今後また腹圧がかかる度に痛みが出るのは嫌なので思い切って手術してしまおうと決心。
手術日は12月中旬と決め、1カ月前にCT検査も受けました。

その時点で卵巣の腫れは認められず、特に婦人科検査の必要はなかったようです。
それとも私が「ヘルニア」と言ったから医師の診断に甘さが出たのでしょうか?

すべては「今となっては」としか言えないことばかり。

今となっては…

私が感じていたピンポン玉くらいの塊は、小さくなって右鼠蹊部に下がった訳ではないこと。

卵巣がんは初期症状がほとんどないことから発見された時にはかなり進行しているといいます。ネットで初期症状を調べると「腹部周りが増える」「体重が増える」とあり、普通は「太っちゃった」と勘違いする症状です。私も9月頃「いつも通り食べてるはずなのに太っちゃったなぁ。」と思っていました。

10月、A病院でがんが発見できていれば手術で切り取る範囲もずっと少なくて済んだのではないか?
傷口も短くて済んだのではないか?


そして、更に私は思い込みによる誤ちをもう1つ犯していたのです。
この誤ちによって卵巣がんの発見は更に3カ月遅れます。


とりあえず、ヌック管水腫の手術は無事終えました。
確かにヌック管水腫は存在していたので、A病院の診断は全くの間違いという訳ではありませんでした。


続きは次回へ。