卵巣がんからの生還

2019.がん発覚から生還までの記録

㉜リンパ浮腫 リンパシンチグラフィ

2021年6月16日
リンパシンチグラフィの検査。

リンパ管の働きをガンマカメラで撮影する検査です。

まず、麻酔を足の親指付け根に注射→続いてリンパ管に入れる薬を注入。
横たわったまま10分→ガンマカメラの場所に異動。

麻酔といっても足の感覚がなくなるわけではないので、しっかり歩けます。

撮影するベッドに横になると、動かないように両手を脇に置いた上からお腹辺りをぐるっと布で固定され。

カメラがつま先のすぐ上まで降りてきて、撮影開始。

つま先から徐々に頭の方へカメラが移動してきます。

このままスライドしてきたらお腹にぶつかると思った時、カメラはお腹スレスレまでの高さに自動的に上がり、そのまま頭まできました。

目を開けて見ているととても恐怖を感じるので、ほぼ目を閉じていました。


翌日、結果。

浮腫んでいる左足は、足首辺りが濃い色でリンパ液が溜まっている様子。
右足は心臓まで濃い色が続いているから、リンパ液は順調に流れている。

手術するなら、リンパ管静脈吻合術で2泊3日。
局所麻酔。退院後はすぐ日常生活に戻れます。
手術する決心したら予約の電話してください。
今からだと、予約は4ヶ月後になります。

最新式の手術法を推し進める熱血感の医者は、手術の要否を私に託して颯爽とカーテンの向こうに消えて行った。

さて、どうしたものか?
リンパドレナージュに通っている病院の医師は、手術に懐疑的。2〜3年ごとに手術が必要だと言う。
体重減らせばよくなると言う。

暫く逡巡した後、手術する決心をした。
62歳の私、2〜3年ごとに手術したってあと10回も手術することはないだろう。