卵巣がんからの生還

2019.がん発覚から生還までの記録

⑰術後2-3日目

手術から2日目。

夜中に血糖値が2回150を超え、生まれて初めてインスリンを打つ。
1回目のインスリン注射のあと、また吐き気。
インスリンとの因果関係は不明。

午前中の歩行訓練は、また病室の入り口まで往復の25歩がやっと。
頭を上げるのは大丈夫だったけれど、歩くと気持ち悪くなる。

歩行できるようになってお昼から流動食が始まりました。
粒のないおもゆ、実のない味噌汁、おかずらしきもの。おかずが何かは分からなかったけれど、お米の味と味噌の味は感じることができて、久しぶりの口からの食事に感動!

ただ、食べ過ぎると気持ち悪くなるのではないかという怖れで、スプーン1〜2杯づつしか食べられなかった…。

おまけに、食事を始めると腸のぜん動運動が始まって腸が痛いのです!
これにはとても驚きです。
しかも、この痛みには痛み止めが効かないと。
うっーと唸りながら、ふと妊娠中子供が動いた時のことを思い出し苦笑いしてしまった…。

午後の歩行訓練は、ナースステーションを1周歩けました。
下を見ると気持ち悪くなるので、まっすぐ前をみながらゆっくりペタペタ。
汗だく。


手術3日目

血糖値クリア。

午前中の歩行訓練は吐き気もなくナースステーション1周歩けました。
お腹の傷跡の痛みはないけれど、骨盤内に挿してある管が痛い…。

お昼から五分粥になり、おかずも魚の煮付けやナスの煮浸し、大根人参インゲンの煮物が出てきて、美味しくて半分以上食べました。
おかげで栄養補給の点滴がはずれ、寝返りがしやすくなりました。

管のせいもあるけれど、夜は寝返りが自由にできず長い時間まとめて睡眠が取れないのは苦しかった…。
寝返りって大切なものなんだ、と実感。

午後もナースステーション1周。
昨日は汗びっしょりになっていたけれど、今日はそれほどでもない。

その後、手術を担当した先生が来てくれたので「子宮は何色ですか?」と聞いてみました。
「薄いピンク色かな。写真はあるので見せられますよ。すぐ検査に出すので、最近はご家族に見せないです。」
そして、「順調なので週末には退院の相談ができるかも。」と。

えっ?! もう退院の話?
点滴が外れただけなのに?