卵巣がんからの生還

2019.がん発覚から生還までの記録

㉗リンパ浮腫

2020年12月
コロナ禍の1年が暮れようとしています。

季節だけが移ろい、自身の気持ちは何処かに置き去りにされているような1年でした。

チコちゃんに叱られますね。
ボッーと生きてんじゃねーよ!って。

ここにきて、手術で取ったリンパの悪い影響が出始めてます。

リンパ浮腫
いわゆる むくみです。

お相撲さんが何人か、蜂窩織炎(ほうかしきえん)になったニュースが今年流れました。
むくんだ足に傷などで炎症が起こると、真っ赤に腫れて足がパンパンになり高熱も出る病気です。入院して治療が必要になります。

私の場合、そこまで酷くならなかったので入院はしなくてすみましたが、ももがピリピリしていつもより浮腫み、足を高くして一晩寝ても元に戻らないのです。

ガンセンターの主治医に相談すると、たまたまネットで見つけた都内のリンパ浮腫治療できる内科が昔から有名と太鼓判押され、早速受診しました。
(ちなみに、ガンセンター内のリンパ浮腫外来の予約は何ヶ月も先だそうです。)

初老の長身で温かみのある先生は、1時間かけて私の足の状態をレクチャーして下さいました。
足の血圧やインボディ計測して、弾性ストッキングを履くことと痩せて脂肪を落とすことが大切だと。

はぁぁぁ〜…。

20歳の頃から10キロ増えた体重を幾度落とそうとしたことか。
ため息ばかり出てしまう…。

でも、痩せたらいいことがたくさんあるなぁ。
悪玉コレステロールも減るだろうし、脂肪肝も治るだろうし、着られる洋服の幅も増えるだろうなぁ〜。

ここはひとつ、踏ん張ってみるか!


まずは、弾性ストッキングの履き方から。
これ、1人で履けるのか?!というくらいの代物です💦
病院で先生が見本に履かせてくれた時でさえ、大変そうでした。
翌朝、汗だくで30分かかりました。大袈裟でなく本当に。途中で履くのを諦めかけたくらい。

やっと履いて会社へ。
1日中、座ってパソコンと睨めっこしながら電話を取る仕事。
弾性ストッキングのせいで足先は痺れてくるしウェストもきつくて気分が悪い…。

膝裏も痛くなってくる。
腿も痛い。

これ、逆にリンパも血行の流れも悪くしてないのかなぁ??

不安になり、翌日また医者へ。

「座ってる時は貧乏揺すりとかして足動かして。マッサージの効果がある訳だから、動かさないと締め付けるだけでよくないよ。」

また自分の身体と向き合う日々の始まりです。